2012年8月3日金曜日

山形県小国“おだまきの家”で保養を実施しました。1日目。

8月3日から5日の3日間、山形県小国にある“おだまきの家”におきまして、保養プログラムを実施しました。福島から合計6家族の方々にお越しいただき、思いっきり山形の夏を満喫してもらいます!

宿泊先の“おだまきの家”

8月3日(金)。保養プログラム1日目。これ以上ないというくらい夏!
青々と育っている稲に囲まれた“おだまきの家”には冷房はありません。ゆっくりと夏休みを過ごしてもらうためテレビもありません。あるのは扇風機のみ。これが夏休みの醍醐味ですよね!

プールはほぼ貸切状態♪
参加者が全員そろったところで、今回の日程を説明し、全員で自己紹介をしました。子供たち含め、みなさん、まだまだ緊張のご様子。これからどんな3日間になるのか、こちらもドキドキのスタートです。

早速、近所の小・中学校のプールへ。小学校と中学校が一緒になった学校で、生徒数も10人程度。そのため、プールはほぼ貸切状態です。子供たちだけでなく、お父さん、お母さんたちも、のびのびと泳いでもらうことができました♪

プールは15時30分で終了し、続いては体育館でドッヂボールです。お父さん、お母さんたちは涼しい場所で一休み。子どもたちは疲れ知らずで、元気よく遊んでいました。

説明を聞く表情はとっても真剣
この学校にはなんと、ロッククライミングが楽しめる施設があるんです!こどもたちは、クライミングを教えて下さる先生たちを今か今かと楽しみに待っていました。「早く来ないかな~」。

待ち望んだ先生たちが来てくださると、みんな一斉に集合。先生の説明を真剣に聞いてます。

「落ちそうになったら諦めて、すぐに手を放すこと。ちゃんとロープを付けるから大丈夫だよ。頑張って登れるところまで行ってみよう! 」

上を目指して頑張ります!
クライミングを経験したことがある子もいて、予想以上に上手に登ります。壁は高いだけでなく、反り返っているので見た目以上に大変なんですよ。

でも、一番すごかったのは、参加者のお母さんでした。子どもたちもビックリの速さで上までたどり着き、すごかったです!

初日から、プールで泳いで、ドッチボールして、クライミングして。たくさん遊びました。遊びをとおして、少しずつ和やかな雰囲気に。晩ご飯の頃になると、集まった時の最初の緊張感はいつの間にか解けていました。




夜には大人が集まって、日頃の福島の生活などについて話をしました。
そこで出てきた内容を少しご紹介します。

・ 職場を休むことができないため、なかなか主人と一緒に保養に来ることができません。
・ 水の使い方もどこまで気を使えばいいか分からず、いつも迷います。
・ 外も家の中も線量はほとんど変わらないけど、なんとなく家の中に洗濯物を干す。みなさんはどうしていますか?
・ 時間と労力がかかりましたが、夫婦二人だけで庭を除染しました。
・ 子ども体調の変化が放射能の影響ではないかと気になりますが、気にしても仕方がないですよね。

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